日本健康教育士養成機構について

最新ニュース

  • 第13回1月21日(土)の学習会のお知らせ
    65歳以上の高齢者人口は2035年には33.7%と実に3人に1人が高齢者という超高齢社会に突入します。超高齢社会では、老いても病があっても、自立して生活できる時間を長くすることが必要となり、一人一人の「セルフマネジメント能力」を高める支援がますます重要になってくると考えております。老いても病を持っても、自分らしい生活をするため、自分らしく生きるため、自分らしく生活を楽しむための援助をするのがセルフマネジメント支援です。私は、セルフマネジメント支援を「症状マネジメント」「データマネジメント」「ストレスマネジメント」に分けて、提唱しています。今回は、糖尿病患者さんに対する具体例をもとに一緒に考えてみたいと思います。セルフマネジメント支援によって患者さんが自己効力感を高め、エンパワメントすることを目指しています。
  • 第12回 学習会のご報告
    健康教育士の資質能力として、コロナ禍で再熱され始めた心の健康問題に対応できるライフスキル(心理的社会的技能)の習得が求められている。これまでの我々の調査において、学校現場で上位を占めた意志決定、ストレス対処、自己表現の各スキルを学習会で取り上げてきた。今回はそれらの基盤となる自己認識スキル(自分を深く省みて自分の感情や考えをよく知り調整できる技能)に視点をあてた。内容としては、ライフスキルのPlan-Do-Seeの基本的形成過程に基づいて構成した。Planでは「自己認識スキルを高める意義と理論的背景」を、Doでは「自己認識スキルの形成の仕方」について、構造分析・エゴグラム、自我の基本的な4つの構え、自己認識とセルフエスティームとの関連、自己認識の4構成要素(心理的、行動的、社会的、身体的自己)、ジョハリの4つの窓を、Seeでは自己認識スキル形成の評価について、ワークシートの分析、エゴグラムの分析、文章完成法、セルフエスティームの評価を学習した。特にエゴグラム、ジョハリの窓についてはワークシートを用いた演習を行った。参加者からは、ジョハリの窓のワークシートについて、①自分も他人も誰もわからない「暗黙の窓」をどのように活用したらよいかの質問があり、将来の夢や希望を探り実現するように支援したらよいと説明をした。また、②4つの窓の自己概念の4構成要素別にどんなことを質問すればよいのかの質問に対しては、文章完成法を活用して,その記述内容を4構成要素別に分けるとよいと説明した。自己認識形成の教材開発の意義、作成・活用・評価の仕方について、具体的に参加者の認識を深める良い機会となった。
  • 第12回12月17日(土)の学習会のお知らせ
    自己認識は自分を振り返る上で重要な能力である。2002・2003年の教育現場における生徒に身に付けて欲しいライフスキルについての大津らの先行研究では、対人関係及びコミュニケーションスキルに次いで、自己認識スキル(自分を深く省みて自分の感情や考えをよく知り調整できる技能)であった。そこで、健康教育士の資質能力の向上の一環として、第11回のアサーティブコミュニケーションスキル形成に引き続き、ライフスキルの一領域である自己認識スキル形成について,自己認識の構成要素を明確にし、教材(学習材)としては、カウンセリング等の領域で使用されている「ジョハリの窓」、交流分析におけるエゴグラムを使用することにし、講義と演習を通して、人々のQOLの向上(生きがいの創出)への一助としたい。
  • 第11回 学習会のご報告
    新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大を契機に、社会問題として、企業や家庭、学校などでのコミュニケーション不足がより一層、問題視されるようになった。その改善を通して、QOLの向上・生きがいが求められるこれからの社会を目指すには、健康教育士の資質能力を高める上からも、ライフスキルの一領域であるアサーティブコミュニケーション(自己表現)スキルの習得が重要である。そこで、講習内容として、ライフスキルの基本的形成過程に基づき「①自己表現スキル形成の必要性」についての教示、「②自己表現スキル形成のトレーニング」、「③自己表現スキル形成の評価」を実施した。②では、自分のコミュニケーションのタイプをチェックし、4要素から成る基本的な「DESC」法及びその簡便法の「よきてり」法を演習した。③ではセルフエスティームと自己表現スキル形成とは関連が深いとの知見に基づいて、セルフエスティーム形成評価票(10項目及び21項目)を活用する必要性を説いた。参加者からは、特に演習において、実際のコミュニケーション場面でのDESC法の4要素の適用に関する質疑がなされ、知識・認識とも関わっているとのことであった。無論その通りであるが、今回は、自己表現スキル形成に着目していること、それが健康教育の目標領域の1つである態度(情意)形成に匹敵していること、これまでの見える化やトレーニング化の弱点を改善できる有用な学習法であることについての理解を深めるとともに今後の健康教育士としての資質能力向上の重要課題であることについて喚起した。
  • 第11回11月19日(土)の学習会のお知らせ
    欧米諸国と比較し、日本人は、自己表現が苦手であると言われている。2002・2003年の教育現場における生徒に身に付けて欲しいライフスキルについての大津らの先行研究では、対人関係及びコミュニケーションスキルが1・2位を占めていた。この度の新型コロナウイルスの感染拡大では、これを契機に様々な場面でのコミュニケーション不足が加速化している。そこで、第11回の学習会では、健康教育士の資質能力の向上の一環として、ライフスキルの一領域であるアサーティブコミュニケーションスキル(自己表現スキル)に着目し、コミュニケーションのタイプやDESC法、評価のしかたの理論と演習を通して、人々のQOLの向上(生きがいの創出)への一助としたい。
  • 第10回 学習会のご報告
    学校におけるがん教育の目標は「がんについての正しい理解」(知識・認識形成)と「命の大切さ(生活の質、共生を含む)」(情意形成)であり、平成29年度からの全国展開を目指しています。その成果を上げるには、わかりやすい教材等の開発とその活用方法等が示された指導参考資料を作成することが重要とされています。特に、QOLの向上・生きがいが求められるこれからの社会においては、「命の大切さ」を育む情意形成は一層重要視され、これまでのがんの患者・経験者の講話などに留まらない汎用的学祭的知見を活用した教材開発が求められています。この点において、鳥居らのがん患者及びその家族の心の変化の実例をもとに、ストレスコーピングスキルなどのライフスキルやラザラスのトランスアクションモデル(1984)などを取り入れ、それらを駆使して適切に対処できるストレスマネジメントスキルを身につけるためのワークシートを検証的に開発し続けている実績は示唆に富んでおり注目に値します。 このワークシートを活用した演習では,参加者からは“ストレッサーを明確にしないと一次評価以降のプロセスが定まらない”などの貴重な意見が出され,今後の教材(ワークシート)開発にとって大変有意義でした。

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