学習会のお知らせ

第15回 2023年3月18日(土)の学習会のお知らせ

地球環境や自然環境が適切に保全され、将来の世代が必要とするものを損なうことなく、現在の世代の要求を満たすような開発が求められる時代となり、あらゆる面で持続可能性が強く問われている。2025年に開催される大阪・関西万博においても、「いのち輝く未来社会のデザイン(Designing Future Society for Our Lives」がテーマとなり、SDGs達成、SDGs+beyondへの飛躍の機会、Society5.0実現に向けた実証の機会などが、開催の意義として謳われている。観光分野の視点からも、持続可能な観光地づくりを前提にウェルビーイング視点が求められ、これがまちづくりとしても受け止められるようになってきた。ここには健康教育士の知見や技術が求められているので報告する。

投稿者:sonobe.masato 投稿日時:

第14回 学習会のご報告

第14回学習会「「健康や生きがいづくりに役立つ実体験」の報告(まとめ)
今回の学習会のねらいは、健康に関する実践・実体験について情報交流をすることにありました。

1. 講師の鎌田氏は欠席のため、大津方で原稿を代読しました。
その内容は、大学卒業23歳から60年間にわったて、「養護教諭(健康教育)は、子どもが主体的に自らの目標を設定し、生活を振り返りながら責任ある健康行動が取れることと考えて実践してきたこと、考えていることを述べたい」として、「誕生から自立までの育ちを見守る制度作り(QOLを育てる)」「OECD学びの羅針盤」「理論と実践の往還」「女子栄養大学における実践と理論の双方向性(交流)」、「おわり;2023年は、身体的、精神的、情緒的、社会的健康の発達カリキュラムの基盤とHE & HPの新しい実践力とが両輪としてスタート出来ることを期待している」です。
そして、「【18歳時に国民教育”HE & HP” 2単位】を国の政策として実施する方針とシステムについて提案したい!として、ご意見をchako856@ybb.ne.jpまでとのことでしたので、よろしくお願いします。

2. 講師の守山氏は、その著「触れることと生きること: 皮下気腫とプチプチから今後の教育へ」(アマゾン出版、2023年)の中で、大手術の体験を述べており、これを大津方で紹介後、プチプチやポリ袋を用いた触覚的な方法を演習しました。
 術後の痛みの中で、痛みの世界に閉じ込められそこから抜け出せないような感覚に陥ったこと、幸いにも回復し始めたとき、特に印象に残っているのが皮下気腫でそれに触れて、改めて自分が存在し、生きているという感覚が生まれたこと、こうした 感覚を、病気から抜け出した後も持ち続け、普段の生活の中でも忘れないで育て続けることが大切だと思ったこと、その育てる方法がプチプチを用いて、またポリ袋に自分の息を吹き込んで、考えを実体として捉えてそれに向き合い、探求する触覚的な方法であり、触れることは心を育てることに関係しているとの結論に至ったと記されており感銘したからです。
演習を通して、健康教育士にとって大切なことは、「健康のもとにある心」を理解して育てることであり、その育む出発点としての「手の存在」そして「心の存在」を意識することの大切さを痛感しました。「健康教育の冒険: 心と行動をプチプチとポリ袋から 手で考える試み」(アマゾン出版、2023年)

投稿者:sonobe.masato 投稿日時:
学習会のお知らせ

第14回 2023年2月18日(土)の学習会のお知らせ

今回は、健康教育士養成に必須の健康教育を学習するにあたっては、健康に関する実践・実体験を取り扱うことの必要性について情報交流をしたいと思います。メディアや報道の社会的問題の解説や分析、解決、政策が役に立ったのであろうか?Health Education & Health promotionの理論にあてはめることや考察するのは大学生の講義や研究の素材にはなるだろうが、人々の実践力には繋がらない。個と家族や友人との生活からの学びや助け合いが、誰か(自分)の役に立ったという実践・実体験こそが健康教育として語り継がれると思います。84歳を迎え、今後やりたいことは、「”養護”実践」の体験談と人を介して再現する場合の配慮、若い脳のウェルビーイングのための生き方や人間関係、国際的視野でのSDG’s の推進等です。特に、18歳を対象にした講義「100歳を健康長寿に迎える」(必修2単位)を計画しており、どのように展開すればよいかについて話し合いたいです。

投稿者:sonobe.masato 投稿日時:

第13回 学習会のご報告

セルフマネジメント支援とは、老いても病を持っても、自分らしい生活をするため、自分らしく生きるため、自分らしく生活を楽しむための援助です。健康教育士としては、健康を病気のアンチテーゼとして捉えるのではなく、多面的にとらえる力が必要になります。講師の安酸は看護を専門としておりますので、セルフマネジメント支援によって患者さんが自己効力感を高め、エンパワメントすることを目指して、看護学生や看護師を対象にセルフマネジメント支援について教えてきました。今回は、看護以外の方々にも参加していただき、セルフマネジメント支援について一緒に考える機会ができ、嬉しく思っています。感想として、「理論から実践へ導いて頂きとてもよく理解できました。しかし、実際は、なかなかこの様にうまくいかないですね。」とご意見をいただきました。まさにそれこそが現実だと考えております。だからこそ、実践を大切にしたい研究者としては、理論と実践の橋渡しをする概念や方法論の追求をしていく必要があるなと改めて感じることが出来ました。

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